吉田町の椋（むく）神社は、外山氏のリストにも掲載されている神社です。久保田さんのリストでは、他に皆野町の椋神社にも「困った顔」のオオカミがいることになっているのですが、そちらは行けませんでした。

ご覧の通り、尻尾といいあばら骨といい、立派なオオカミです。

吽のほうも、口を閉じても牙が出ていますね。脚の爪が強調されているのも、オオカミだぞという主張なのでしょう。
明治28年建立で石工名は吉田吉蔵となっていますが、帰ってから久保田さんのデータと照合すると、そちらは明治38年で石田吉蔵となっていました。僕が見間違えたのかもしれません。

この神社には狛犬もいます。
一見普通の狛犬ですが、よく見ると吽像のポーズが構え獅子ですが、顔は出雲型ではないなど、ちょっと変わっていますので、これも紹介しておきます。