弘前市周辺の狛犬(3)

猿賀神社(南津軽郡尾上町猿賀)

 あまりに寒いので、「しまむら」で長袖シャツを買いました。
 少しほっとして、県道13号を北上し、尾上町に。まっすぐに弘前に入らなかったのは、ここの猿賀神社を見たかったからです。
 坂上田村麻呂が創設したとされる神社らしいんですが、田村麻呂は東北蝦夷にとっては征服者の手先であり、敵のはずなのに、時代を経て、いつのまにか守護神のように祭り上げられているところに、いかにも東北人の人のよさというか、従順さを感じてしまいます。
猿賀神社由緒
猿賀神社の1-2-3の阿 猿賀3の阿
入るといきなり狛犬ラッシュ。参道を挟んでかなり大きめの狛犬が3対います。この2体の後ろに脚だけ見えているのがいちばん大きな「猿賀3号」。  これが3対のうち、いちばん奥にいる最大の狛犬。

 似たような3対の他に、吽側の一番手前に、恐らく明治末期〜大正前後ではないかと思われる狛犬が1対だけ残っていました。
 本殿まで進むと、右手にはまたまた別の2対が。こちらのほうが作風はよいですね。
吽側だけ残った古い狛犬 5番目、6番目の狛犬
猿賀1〜3号の吽側手前にぽつんと残されている吽だけの狛犬。五所川原市の原子にある八幡宮の狛犬に似ています。 本殿右手にある、5号、6号。大きいほうが「6号」です。
■Data:猿賀神社(青森県南津軽郡尾上町猿賀):
1号//ο建立年月・大正9(1920)年8月15日。ο石工:黒石石工 倉嶋雄次郎。
2号//ο建立年月・大正15(1926)年8月15日。ο石工:彫塑 畠山直也、小堅照利(恐らくこちらが石工)。
3号//ο建立年月・昭和5(1930)年8月15日。ο石工:彫塑工 南部追子野木村葛西秀造、斎藤幸二郎。
4号//ο建立年月・不明。ο石工:不明。ο吽のみ残る半先代
5号//ο建立年月・明治44(1911)年8月15日。ο石工:板柳村 舩水春吉。
6号//ο建立年月・明治28(1895)年8月15日。ο石工:黒石 船水?作。
ο撮影年月日・01年9月21日。


 で、この5号、6号のある場所からさらに右手を見ると、別の狛犬が見えます。これが7号かと思ったのですが、行ってみると、隣の胸肩神社の狛犬でした。これは次のページで。


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