第3回 小松寅吉・小林和平作品ツアー 4
金比羅神社(白河市内)
稲荷神社のすぐそばにある金比羅神社には、寅吉の狛犬がいます。
借宿新地山にいる狛犬と同タイプ。
■Data:金比羅神社(福島県白河市九番町):
ο建立年月・明治32(1899)年。ο石工・福貴作石工小松寅吉
ο撮影年月日・2004年7月24日。
聯芳寺墓地 鈴木寛治の墓
今回案内していただく寅吉作品には、「墓」が多数含まれています。
まず最初は白河市向寺 聯芳寺の墓地にある鈴木家の墓。元法務大臣鈴木義男の家だそうで、この父親?寛治氏の墓石を寅吉が彫っています。
下に亀、上に鶴の墓石は寅吉お得意のもの。東村下野出島 神宮寺墓地の佐久間由松の墓石(明治26年)は、上の鶴が繊細で、首をまっすぐ天に伸ばしているという優麗なものでしたが、こちらは巣を守るように重厚に羽根を伏せている図。上から見下ろすと味わいがあります。
鶴はくちばしに歌が記された短冊をくわえているという凝った趣向。きっとこの墓の主は歌をたしなんだのでしょう。
■Data:聯芳寺墓地 鈴木寛治の墓(福島県白河市):
ο建立年月・明治40(1907)年8月20日。ο石工・彫刻師 小松布孝 同 小松布行
ο撮影年月日・2004年7月24日。
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