栃木の狛犬(4)


大平山神社(栃木市平井町)


玉子焼きと焼き鳥と団子が名物の大平山。参道(登山道)入り口からきっちり登ると大変です。2度目の来山ですが、今回は狛研会員の山田さんの事前情報があって、助かりました。
まずは、随身門の裏手にあるという狛犬をチェック。
大平山随身門 吽 随身門 阿
↑この狛犬、非常に撮影には泣かされます。門のすぐ裏手にあり、昼までも暗く、光量が足りないんですね。しかも撮影のアングルも限られてしまう。
構え獅子ですが、出雲系とは明らかに造形が違いますね。相当な珍品というか逸品。天保13年の銘があります。1842年ですから、今から160年前。よくもまあきれいに残っていました。阿像の尾が取れているのが残念。
山田さんは、尾をそっとのせて原型に近い形で撮影したと後から聞き、悔しい思いをしました。そこまでは気がつかなかった……。
随身門 両方

吽の顔 阿の顔
顔がすごいですね。なんともはや。
阿像の顔、リサイズを間違えました。阿像の顔だけ、画像をクリックすると、大きくなります。やってみてください。
■Data:大平山神社随身門(栃木県栃木市平井町)ο建立年:天保13(1842)年11月。ο撮影年月・02年6月1日。


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