これはなんでしょう?
狛犬? 猫? ドラえもん?
よく見ると鬣みたいなものも見えるし、やっぱり獅子?
リポートしてくださったのは、朝日新聞社の穴吹史士(あなぶきふみお)特派員。こんな珍品を送っていただき、感謝。謝謝謝謝謝謝謝謝。
採取地:中国江西省廬山山麓の浄土宗発祥の地
東林寺にて。2001年11月19日。
……だそうです。
一対あるので、形としては狛犬ですね。残念ながら、向かって右側の顔がかなり崩れているようで、この写真からは阿吽になっているのかどうかは不明。
もしこれが阿吽になっているなら大発見です。なぜなら、中国の獅子はほとんどが阿吽にはなっておらず、両方同じ顔・形をしているからです。でも、両方とも少しだけ口を開いている、中国の獅子タイプに近そう。
台座がいかにもエスニックですねえ。下の台座は明らかに後から付け足された感じ。上の台座は狛犬?と一体になっているような……。さらによーく見ると、台座が和式便器のようになっているような……。前脚の下の台座が飛び出しているというか。
雰囲気からして、製作年代も古そうです。中国にもこんなとぼけたのがいたんですねえ。狛犬の世界は深く、かつ広い。
ところで、来年から館主・たくきも、
asahi.comでコラムを連載することになりました。タイトルは「デジタルストレス王(キング)」。ネットの話から狛犬、ギターまで。お楽しみに。