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↑まず遠目にも分かるのはおかっぱ頭。笏谷石狛犬の特徴ですが、この石が笏谷石かどうかはちょっと自信がありません。 お腹の部分は腹毛を思わせるように細かな削り込みがしてあり、それが胸元にアーチ形のカーブを作っています。こうしたところが江戸狛犬とは思えぬ斬新さで、驚きました。 |
↑前脚の付け根あたりには飛翼が彫られています。これも後期の笏谷石狛犬にはよく見られる特徴。 |
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↑横から見たところ。細部のデザインが実に洗練されていて、驚かされます。 | ↑台座の後ろ側が丸く削られているのが分かるでしょうか? こんなところまでデザインしているんですねえ。 |
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↑顔もこんなに細かく、巧みに彫られています。特に歯の彫り込みは見事としか言いようがありませんね。 様式から言って、江戸は間違いないんですが、さて、どの年代か。1600年代はちょっと無理かもしれませんが、1700年代あたりではないでしょうか。 弘前の3対ある笏谷石狛犬が寛文4(1664)年ですから、その少し後くらいではと思いますが、台座の銘があるんだかないんだか、まったく読めないのが残念。 |
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