千葉・茨城の名品珍品(3)


北茨城・花園神社の三対の狛犬

 この神社を最初に訪れたのは1986年の元旦で、以後、4、5回訪れています。
 山深いところにある名社で、神社自体もなかなかのものですが、3対いる狛犬がどれも名品で、遠くても1度で3度楽しめるお勧めの神社です。


☆入口そばの典型的江戸


 

 清流を渡る橋を越え、神社の境内に入っていくと、まずこの狛犬が出迎えてくれます。これぞ江戸! と呼べるような江戸タイプ。残念ながら建立年度は刻まれていませんが(消えてしまったのかも)、江戸後期から明治初期のものだと思われます。

☆拝殿裏の階段上にいるウーパールーパー狛犬



 

 見事な木花がある山門、拝殿を見て、そのまま帰ってはいけません。拝殿の裏手からさらに本殿へ続く石段がありますので上ってください。石段の上で、可愛い「はじめ」タイプの狛犬が待っています。恐らく3対の中ではこれがいちばん古いものでしょう。
 よく見ると阿と吽の石の材質が違っているようなのですが、詳しいことは分かりません。
 

☆本殿を守る怖い顔の木製狛犬


 その奥に本殿があり、小ぶりの木製狛犬が守っています。この狛犬の顔は本当に怖い。吽のほうにはしっかりとω←たまたまもついています。
 

■Data:花園神社(茨城県北茨城市華川町花園)//ο3対とも建立年月など不明。ο撮影年月日・86年1月1日、98年1月6日。

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