ついにお目見え、円丈落語狛犬。実は、つい半月前の狛研例会のとき、まだ1体の半分しか出来上がっていなかったという。そのために円丈師匠、極度の精神不安定状態に陥り、苦しい日々を送っていたそうだ。まず、これが「唖」。耳が丸耳ですね。
こちらが「吽」。困った顔をしていますね。なにが不満なんでしょう、この狛犬は。どちらも台座は座布団。前に扇子と茶托が置いてあるという、狛犬史上初の「落語狛犬」仕様。彫り師は真鶴の石工・八柳伸五郎氏。
台座には長い長い碑文が刻まれている。「落語狛犬繁栄祈願」と始まる長い碑文もまたユニーク。円丈師匠の伯父である書道家・大角凡徹氏の筆によるものだそうだ。
阿吽ともに、尾は「扇子尾」。扇尾というのはもともとあるのだが、これはあからさまな扇子の形をしている。落語狛犬だからね。
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