秩父オオカミ巡り4

三峯神社(その2)

末社大山祗神社の前には、江戸期と思われる逸品が。↓
   大山祗神社前吽
小さいながら「オオカミ山」とでも言うべき立派な造り。阿像の鼻先が欠けて補修してあるのが残念ですが、実にいいオオカミです。
背中側から見ても、こんなに表情があります。↓
背中側
台座
台座にはこんな風に刻まれていますが、残念ながら年号はなし。
■Data:三峯神社(摂社・大山祗神社):
ο建立年・不明。
ο石工棟梁・名倉見澤栄吉?定信
ο撮影年月日・2004年1月29日。

次は、三峯神社内で年号が確認できるオオカミでは最古のもの。文化7年ですが、風貌は完全にキツネ。無理矢理あばらを浮き出させてオオカミに仕立てている感じ。
歳月を経て、柔和な顔つきになっています。
 
■Data:三峯神社5:
ο建立年・文化7(1810)年3月
ο奉納・江戸四谷
ο撮影年月日・2004年1月29日。

次はブロンズ製。新しいですね。年号はなし。
 
■Data:三峯神社6:
ο建立年・不明
ο奉納・葛飾講 ブロンズ製
ο撮影年月日・2004年1月29日。


もうひとつ。これはかなりリアルなオオカミ。
■Data:三峯神社7:
ο建立年・不明。
ο石工・墨田区石六石材。
ο奉納者・東京 銚子 徳明講
ο撮影年月日・2004年1月28日。
ついでに本殿の中には陶製と思われるオオカミも。
拝殿内の陶製?オオカミ
さて、拝殿内のものを除けば、これでオオカミは7対。10対いるはずなので、3対も見逃していますねえ。駄目だなあ。
久保田データと照合したところ、
ο橋の先左崖上、ο登竜橋入り口の昭和元年製、ο末社遠宮の昭和38年製、の3つを見逃しているようです。
ロープウェイ乗り場に続く道の途中かしら。

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