大雄山最乗寺顔が変わった狛犬の謎




 狛犬ネットの「日本一○○な狛犬」シリーズにも出ている「老け顔の狛犬」は、かなり昔(88年5月)に撮ったもの。大雄山最乗寺というメモがアルバムに書いてあるのだが、記憶が定かでない。
 なんとなく最乗寺を再訪したくなり、2002年7月2日に行ってきた。

 

●大雄山最上寺(神奈川県南足柄市)//ο建立年不明。  ο撮影年月日・1988年5月。
●撮影機材不明
この写真だと、口を閉じているように見える。ところが、今回撮影してきた写真と見比べてみてびっくり。
02年撮影

ご覧のように、まったく顔が違うのだ。この狛犬のどこが「老け顔」なのか?
そもそも、同じ狛犬なのか?
尾の形や背景などからして、同じ狛犬を撮影しているはずなのだが、顔が違いすぎる。
02年撮影
↑88年撮影↑02年撮影
なぜこんなことになったのだろうと検証してみた。
88年に撮影した写真を探し出すと、プリントで2枚だけしかない。あまり印象がなくて、2枚しか撮らなかったのだろう。
しかも、どうもストロボを使用しているようだ。改めてスキャンし直してみた。
 
やはりそうだ。ストロボの光が口の奥まで入り込み、表情が分からなくなっているのだ。
狛犬を撮影するときはストロボ発光は絶対に駄目だということの検証になってしまった。
さらに痛感したのは、デジカメで撮影したものは後からかなり補正が効くが、フィルム写真をスキャンした場合はあまり補正が効かないということ。特に、飛んでしまっている部分は甦らない。
しかし困りましたね。たまたまストロボの悪戯で「老け顔」に見えていただけだった最乗寺の狛犬。このままでは詐欺だなあ……。

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