素朴な狛犬

 円丈さんの分類でいえば「江戸はじめ」というタイプに入るものが多いのだと思います。私は単に「はじめ」と呼んでいますが、もっとも好きなタイプの狛犬です。


啄木狛犬あ

 年賀状に入れたら、最も人気が高かったのがこの狛犬でした。盛岡市の天満宮にいる、通称「啄木狛犬」。
 石川啄木が「夏木立中の社の石馬も汗する日なり君をゆめみむ」と詠んだことで有名になった素朴な狛犬。高畑源次郎の作と伝えられ、昭和8年に台座の上にのせられたと記録されています。
 この神社、隣のキツネも面白く、他にもいろいろ不思議な石の置物があります。
■Data:盛岡天満宮//ο製作年代不明。ο石工・高畑源次郎(伝)。


茨城県北茨城市花園神社の三対あるうちのいちばん小さな狛犬。ウーパールーパーみたいなひょうきんな顔で、大好きな狛犬の一つですが、風化して表情がぼけてきているのが気がかり。江戸時代、それもかなり古いものだとは思いますが、まったく分かりません。
■Data:花園神社(茨城県北茨城市華川町花園)//ο建立年月など不明。ο撮影年月日・86年1月1日、98年1月6日。

 
伊豆白浜神社の階段にいる小さな狛犬。これは素朴というよりはちびでも頑張っている狛犬。はじめタイプとは別のもの。

  

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