狐の研究(3)


キツネの法則4:キツネは狛犬と仲がいい

 キツネにとって犬やライオンは天敵のように思えますが、神社の中ではちゃんと仲よくしています。稲荷だからキツネじゃなければ駄目、狛犬はしっしっ! なんて了見の狭いことは言いません。そういう神社があったら、それは心がせこい神社です。
 
 
▲上:京都府伏見稲荷裏手の稲荷山では、あちこちでこうしたキツネと狛犬のツーショットが見られます。夕闇迫る時刻などは、なかなか味わい深いシルエットを演出していますねえ。
 ちなみに伏見稲荷本殿前のキツネは木製で立派なものですが、ご覧のように金網の檻に囚われていて見づらいのが残念。▼



キツネの法則5:キツネは後ろ姿で器量が決まる


 顔は全然駄目でも、背後に回ると実に可愛いキツネというのがいます。狛犬も、通は必ず後ろ姿をチェックしますが、キツネはそれ以上に後ろ姿が重要です。尻尾の立ち方、耳の「ちょこん」とした感じで、そのキツネの器量が決まります。

 
▲同じく京都府伏見稲荷の稲荷山にあるキツネ。正面から見るより、背中側からの姿のほうがずっと魅力がある。

  



次へキツネの研究(4)へ続く
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