予定開始時刻を30分ほど押して、ようやく奉納式典が始まる。いろいろな儀式があり、祝詞だけでも2種類くらい読みあげられていた。
従来からあるキツネとともに、雨を恐れてのテントの下、厳かに式典は進んだ。しかし、このキツネと円丈狛犬は仲よくできるのだろうか?
長い長いイントロが終わり、ようやく序幕の儀。嬉しそうに序幕の紐を持つ円丈師匠。
ところが、なんと「吽」のほうの狛犬の幕が落ちないというハプニングが起こった。後で分かったことだが、準備の最中、手伝いに来ていた三遊亭新潟(円丈一門)が、「あれ? このロープの結び目、ほどけそうになっているじゃないか。危ない危ない」……と、勘違いして、しっかり固結びに結び直していたのだった。これでは落ちるわけがない。
仕方なく、無理矢理幕をひっぺがして、ようやく「吽」のほうもお披露目と相成った。
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