赤坂氷川神社の狛犬1

1社で7対! まるで狛犬カタログ

当狛犬ネットには都内の狛犬がほとんど紹介されていません。
灯台下暗しというやつで、いつでも行けると思うとなかなか足が向かないのと、都内の狛犬はほぼすべて狛研メンバーらによって解明されているので、新発見の醍醐味がないからなんですね。
しかし、『狛犬かがみ』(バナナブックス)の執筆のため、きちんとした写真を撮るために有名な狛犬を駆け足で撮り回りました。
都内の神社を一社だけ推薦するとすれば、ここ赤坂氷川神社でしょう。なにしろ一社で7対の狛犬、2対のキツネが見られるだけでなく、狛犬がバラエティに富んでいて、さながら「狛犬カタログ」のようです。
あいにく、事前の用事があり、雨降りの夕方という撮影には最悪の条件。境内は肉眼でもよく見えないほど暗く、撮れるのかなあ……と心配していましたが、なんとか撮ってきました。
こういうところでは普通のデジカメはまったく役に立ちません。レンズが暗いからですね。かといって内蔵ストロボをたくなどとんでもない話。一眼レフにF1.4/50mmレンズをつけて、ほとんど開放で撮りました。

境内でいちばん古いのがこれ。延宝3(1675)年の建立。これは今のところ都内で2番目に古いといわれている狛犬です。(都内最古は目黒不動にある承応3=1654年)
すばらしいですね。
いわゆる「はじめ」タイプに入るでしょうが、さすがは文化の中心地・江戸。実に緻密で、かつデザインも凝っています。
1600年代の「はじめタイプ」ですと、腹の下をくり抜いていない稚拙なものが多いんですが、これはしっかりくり抜いています。また、紐状の尾のデザイン、巻き毛のキュートさなども見逃せません。
まだおぼろげに読み取れる台座の「延宝」の文字。背中側から見るとデザインのすばらしさがよく分かる
頭には穴が開いている。宝珠がはめ込まれていたのか、それとも燭台のように蝋燭を置くためのものだったのか……。
■Data:赤坂氷川神社(東京都港区赤坂6-10)
ο建立年・延宝3(1675)年。ο奉納・赤坂鳶講中
ο撮影年月日・05年4月20日。

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